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オリジナル小説サイト『空中都市』の管理人ブログ。 近況やらたまの創作やら日々やらを綴ります。
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プチ、遊びの予告なんか作ってみました。

いろいろご要望を戴いて嬉しい限りですが、すみません、まだそこまで辿りつけはしないので、こんなものでも見てちょっとだけでも楽しんでもらえたらと思います。相変わらずしょぼくてすみません……。

桜片国の武士と志士のお話。
完全に趣味に走って作ったものですが、まぁこれはこれで楽しんでいるので良いかなと。

ビルが西国に居るこの瞬間は、もう桜片国では、武士というものが消えています。この国は痲時の好きな日本をそのまま宿してみました。今後の展開についてはまだなんとも決めていないのですが、ビルが居る時点では明治初期のつもりです。

いつしか更新できることを祈って。

ある部分とか続けてみようかと思ったけど、あまりに中途半端なのでやめました。
さてさて、ひきこもりん(頭部)が憑いてしまった痲時は、読書でもしようかなーと思います。

……裏番長すみません、本当に下らないネタで使いました。

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ダーク「……」
アリス「どうしたの、ダーク。不機嫌そうだね」
ダーク「当たり前だ」
アリス「……どうしたの?」
ダーク「この話の主人公は、俺とアリスのはずだ」
アリス「……え?」
ダーク「なのにどうしてあいつとアリスが最後を締めているんだ。許せない」
アリス「ああ、じゃあ私が下りるから、ダークが最後を締めてきなよ、ね!
ダーク「……本当、たまに天然記念物」
アリス「……え?」

昨日更新しようとしたのになかなか進まず、悪戦苦闘していました。で、今日になって人気投票結果を見直したところ、ローウォルトの存在を一切忘れていたことに気がついたので、結果として良かったと思います(こら)

今回の更新は精霊フィーバーになりました。早いところ『羅針盤』取り戻して更新を落ち着かせたいものです……、はぁ。

*本編51話、52話更新
本篇か外篇か悩んで、結局両方上げたのは、メイリーシャのお嬢様がこちらにも出張っていたので、なら両方やれば、少しはわがままお嬢の理由もわかってもらえるかも? なんてそんな安易な気持ちです。ちょっとスピーディにがんばったので、途中手直し入ったらすみません。
今回は特に何もない、かな。あ、いや、ルーンがようやくルーンになれたけど(なんの話だ)

次回はウォレンがアリスにぶん殴られる話です。お楽しみに?

*外篇5話、6話更新
勢いで書いていただけに、わからないところがあるのではないかと少々不安ですが、一応ここまで参りました。山場を越えた感じです。
都合によりルジンダの裏話を微妙にカット。小さなこのネタをいつしか書けたら良いなと思いますが、果たしてルジンダの話に続きができるのか、微妙なところです。本編でもまるで相手にされていない、実のところ一番かわいそうな子かもしれません。
あと2回でこのお莫迦なご夫婦のお話は終了となり、エリンケ殿が出没できたら良いなと軽く思っていますが、果たしてどうでしょうね(こら)
むしろ今回の繋がりで、バックロウの昔話とか繰り広げたくなりました。実のところ今回書いた設定しか彼の話は考えていないので、これ広げて行ったらきっと個人的に楽しいかも、なんてかなり自己満足世界で思いました。さて、次なる番外編はどうしようかな。

*投票結果更新
苦戦しました。……始まりの時は勝手にわらわらと動いてくれたのですが、なんでかここの人たち非常に書き辛い。主に盛り上げ役のKIDさんとかSさんとかが居ない所為だと思われる。ただでさえ多いので、今回はメインだけで踏ん張ってもらいました。いつしかやるであろうトゥラス投票の時もトゥラスだけで踏ん張ってもらうつもりですが……、それはそれで、なんだかカオスになりそうですね。それこそKIDさんとかSさんとか、出しゃばってきそうです。逆に収集がつかなくなりそうだ。


次回の更新で確実なのは、忘れ去られ気味な旅人。宣伝部長のためにがんばります。
余力があったら始まりもと思うんですが、5章は個人的に楽しんでいるので、ちょっと調子に乗ってしまいました。だから自重しておこうかな、後で首締まるかな、なんて思いつつ。

次回の旅人は、今までの、のびりまったりーな平穏が終わる感じです。
あ、そうだ。旅人関連で少しお話があったんだけど、別に書くとします。

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生徒1「大変大変!講堂に急いでください!」
ウォレン「何事だ? 演劇科は講堂で何かあるのか?」
ディルレイン「さぁ、俺は特に何も聞いてないよ」
生徒2「急がないと間に合わない!」
ウォレン「急いでいるところ済まないが、何か催しでもあるのか?」
生徒3「ルダウン=ハードク教授のお芝居があるんです!では!」
ディルレイン「……」
ウォレン「……」
ディルレイン「ねぇ、ウォレンって確か、王太子だったよね?」
ウォレン「おまえも演劇部の王子だろう」
ディルレイン「……」
ウォレン「……」
ディルレイン「なんかこう、いつもはちょっと構われ過ぎて煩いなぁとか思うんだけど……」
ウォレン「バックロウのために素通りされるっていうのも、結構辛いものがあるな……」

いつも廊下を歩いているだけで声をかけられる人々が、素通りされたらおもしろいなぁと思いました。ついでにその原因がバックロウだったりして(笑)
調子に乗ってディルレインを出してしまいましたが、スルーしておいてください。そのうち出て来るので。アランダトゥラスの長男です。
あくまでバックロウの専門は観劇であって、演じることではありません。あしからず。


みなさんから遅れること一週間後、3連休です!あ、いや、意図したわけではなく、たまたまそうなったというだけで……。

で、行ってきました!今月2度目の楽しみ、舞台『薄桜鬼』!

大学でパフォーマンスの授業取っている人の舞台とかなら見たことあるんですけど、プロの舞台って見たことがなかったので、一度は見てみたいなぁとずっと思っていはいましたが、そんなタイミングで舞い込んだものだから行くしかないでしょ! みたいな。
逆に今は見たいものがいっぱいありすぎてどうしよう……。カエサルとか、ジャンヌ・ダルクとか……後者は主にミーハー心で見たいだけですが、カエサルはあのローマ人の物語だそうで……気になる(@_@)

薄桜鬼は4月ぐらいから待ち遠しくしていたために、7月ぐらいには待ち疲れてチケットの存在を忘れてました駄目な子です。結果、初日最終日取れず、16日3階席とかすごい微妙な位置でしたが、楽しんで来ました。


って、なんか非常に長くなりそうなので続きます。
熱入りまくりな感じについて来てくれるのはAさんだけだと思われますが、どうしても何所かで語りたく、ここで語ります。

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ロゼ「ウォータ起きて!」
ウォータ「あ……?」
ロゼ「ほらほら、さっさと正装に着替える!」
ウォータ「正装……?」
ロゼ「もう行くよ!」
ウォータ「何所に……?」
ロゼ「何所って……今日成人式でしょ、ウォータ」
ウォータ「……ああ」
ロゼ「ああ、そっか、ごめんごめん、おめでとうウォータ」
ウォータ「あ……ああ、ありがとう」


自分の誕生日を素で忘れそうなウォータです。

昨日の誕生日はいろいろな人に祝って戴きました、本当に本当にありがとうございます!!
もう嬉しくない年齢の気がしていますが、祝われるとやっぱり嬉しいものですね。

何よりも親に感謝。そして自分、まだまだだなぁと、気合いを入れる頃合いです。

この年齢にかの先生は、かの主君は何を……とか、尊敬する方々とつい比べてしまいます。来年はかの先生が大活躍の年齢になるので、もうちょっとマシな人間になっていたいものですが。うーん……。


昨日は友だちに「祝ってやるから来い」的なことを上目線で云われたので、「明日早いから嫌だ」と断ったところ、「来てください、お願いします」とものすごい下出に出られたので、奴らの仕事が終わると同時に素直に祝われて来ました。
マシな人間になりたいと云った傍からこんなこと云っていたら、完全駄目な気がします。


そういえば、トリックロジック、両方ともクリアしたぜ! 綾辻&有栖川コンビはやっぱり小説としてもクオリティが高いと思います。書いたのはおそらく綾辻さんと思われますが。どうしてもとある人は小説部分が苦手です。キャラが暴走している感じがしてしまって……うーん。
最後の最後、我孫子さんにはやっぱり騙されました……。あれは本当に、痲時の頭では無理でした。途中までわかっているけど追い詰められない葛藤が……。

でも本格謎解き楽しかった!
ただ、人間が怖いんですよね……。謎解きして居る時は良いんですが、解いた後に犯人がわかると、身震いしてしまいます。あんな平然としていたくせに、と。一番怖いのはやっぱり、「切断された五つの首」の犯人。トリック的には、1の方が本格ちっくで納得できるものが多かったです。
「雪降る女子寮にて」や「ブラッディ・マリーの謎」がトリック的には好きです。この中で一番好きな作家さんと云えばもちろん綾辻さん、有栖川さんですが、麻耶さんも好きなんですよねぇ。「螢」は未だ傑作と思います。

いろいろ語っていたら読書熱上がりましたが、睡眠が足りずに眠いので、やっぱり仕事まで仮眠することにします。

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ニューラーズ「……なんだ、おまえか」
ウォータ「そっくりその言葉返したいところなんですが」
ニューラーズ「相変わらず失礼な餓鬼だ、礼儀を知れ礼儀を。私を誰だと思っている」
ウォータ「使えない王の使えない息子とかですか?」
ニューラーズ「神官と云えど度が過ぎているぞ!おまえもラニメスも!」
ウォータ「あーそうですかすみませんすみません。でもそこで喚かれるとすごく迷惑なんでやめてもらえますかねー」
ニューラーズ「おまえの迷惑になることならなんだってやってやる!」
ウォータ「……いや、単なる害悪にしかなってないからそれ」


この組み合わせはいろいろと危険です。ニューラーズがウォータ相手じゃあ莫迦になれないぜ。


みなさんに何やらご心配をおかけしていたようなので、ちょっとした謝罪。ものすごく元気です。来月の中旬は例年通り現れないと思われますが……それと勘違いしてメールくださった方々には謝罪です(><) すみません、突然居なくなるのはよくあることだったりします。

最後のブログ更新が3日の日曜日。よくよく考えれば、4日から昨日まで6連勤だったんですね、なんてわかり易いんだろう(笑)仕事は楽しいんですけど、連続朝夜だったのでちょっと辛しだったのかもしれません。ぴんぴんしていますが、みなさん気を遣ってメールやらにしてくださったようで、先ほどようやく返信完了しました。本当にご迷惑おかけしました……。メールまだ返せていない方や、コメントの返信はもう少し待って戴けるとありがたいです。本当にすみません。


買ったまま放置していたTRICK×LOGICにハマる。本格ってやっぱりおもしろい。製作過程を珍しく追っていないのでわからないんですが、アカシャの部分ってやっぱり各々書いてそのまま起用しているんですかね。好きな人は本当にすんなり何度も読めて、苦手な人は本当駄目でした(苦笑)そして今、その苦手な方のところで、ずっこけているんですけどね……。うーん。

ゲームのこれだけの進化はプチゲーマーとして本当に嬉しいです。すごく読み易いしキャラの動きもスムースで……、最近アドベンチャー系って、逆裁以来だからかなぁ。感動がすごい。あ、花帰葬が固まっていたからかもしれない(笑)

ミステリファンから離れたつもりでしたが、やっぱり捨てきれないものですね。大好きです。
そうそう、ミステリと云えば個人的に高校生の時ですねぇ。今日は友だちに誘われ、高校の時働いていた会社の方々のもとへ遊びに行って来ました。今は友だちの職場にもなっているので会社にはよくお邪魔していたのですが、異動された方々とはなかなか会えなかったので……、うん、楽しかった。

この間、我が聖地へ行ったばかりだったので、お土産を渡したところ、
「おまえの聖地は名古屋じゃなかったのか」
「いや仙台だろ」
「京都じゃないの」
「札幌じゃなかった?」
と、いろいろ地名が変換されていくこの謎。……だからその時は本当にミステリ漬けだったんだなぁと思い出す。そして一番の作家さんが決められずに、聖地が二転三転して行ったのでしょう。

名古屋→森氏 仙台→I氏 京都→A氏 の居場所。札幌は小説の情景から行きたくなっただけだったりして。今は箱館の方が行きたい(笑)

なんてわかり易いのだろう。そういえば1年生の時は森氏フィーバーで、名古屋=ナナちゃんでした(笑)いったい何所にナナちゃんの記述があったのか、さっぱり覚えてないんですけど……再読しようかな。時代は移り変わって、森氏はもうラストカウントダウンになり、I氏はものすごい有名人になってしまいました。

趣味っていつか廃れるものですが、読書はそう簡単に捨てられそうにありません。

今欲しい本、梨木さんの新刊。誰かくれ(笑)

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*「始まりの世界」第25話、第26話更新。4章了。
やぁ……終わらせてしまいました。随分前から書いてあった場所なのに、更新するとなると手直しが異様にすごくてどうも進まず、最後はちょっと諦めモード入ってしまいました(こら)

書き出すとネタバレが結構ぎりぎりになるあたり、だいぶまずいと思いながら。
たぶん今回は大丈夫な、はず。たまに暴走してしまうんですよね、R氏が出ると。加えてべらべらしゃべるシャントキが居ると、どうにも話が転がり過ぎてしまうわけで……反省点が多いです。


5章予告:むかしむかしあるところに
アベル「あっれー、おまえとはち合わせるなんて珍しいね、カイン」
カイン「……というよりおまえ、わざとだろう」
アベル「あはは、ばれちゃった。実はね、ブルームに心配されちゃってさぁ。もしかしてまた喧嘩でもしたんじゃないのって。で、俺がまた無意識におまえを怒らせているかもしれない!とまで云われたんだよー」
カイン「……」
アベル「で、おまえはまた何を怒っているんだ? みんなのお兄さんに云ってみなさい、ほらほら」
カイン「おまえのそういう態度にとにかく苛立つんだ」

予告とか云いつつ、この二人の会話ってないなぁと思う。……ごめんなさい。アベルはやっぱり空気が読めないと思うけど、どうしてか憎めない感じが出せていると良いなぁなんて希望を持つ。
次回は昔の話を織り交ぜつつ、どうにか進まない旅路をほんの少しだけ進めたいと思います。あんまり4章と変わりはないですかね。Eと云う爆弾がW氏の下に行ったので、どう転がるかは痲時もまだわかりません(こら)
これが終われば、6章はサラの話です。山場を越えれば二部って……ここまで進んだのはものすごい奇跡だと思われます。みなさんのおかげです、どうもありがとうございます。

今回更新は苦しみながらこれだけで……。ごめんなさい。毎週日曜更新とかしてみようかと思ったけど、何せ適当な奴なので下手したら永久に日曜更新しないかもしれないし、気まぐれで週に2回ぐらい更新しちゃうかもしれないし。なんていい加減な奴と自分でも思うため、やっぱりやめておきます(苦笑)。

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「会津の微衷が、朝敵の汚名で消されてしまう。負け戦は免れぬとも、それを見捨てて戦わず去るのは、俺の義ではない。──俺の誠ではない」
 新選組のため。
 そのために走って来たのは、この場こそが自分の居場所だと信じたからだ。俺の微衷を尽くせる、唯一の居場所。芹沢局長、伊東参謀、平助、服部、居なくなったかつての同士、特に御陵衛士の者たちを思い出すと、落ち着かない気分になる。申し訳ないとか、済まなかったという謝罪の言葉は出て来ない。その時は、そうするべきだと信じていた。自分の微衷を尽くすためには、そうするべきだと。
 かつての同士を裏切ることも殺すことも躊躇わなかったが、会津を見捨てると云う意見には躊躇があった。
 俺は刀を握りしめて、その場に座る。
「法度が生きているのであれば、ここで腹を切ります」
 土方さんは変わらぬ目で俺を見ていた。そうだ、この人の目だけは、京に居た頃と何一つ変わらない。強い志を秘めて、彼はいつでも真っ直ぐ前を見通すのだ。
 だがこの眼力に勝てるほどの意思を、今の俺は持ち合わせているつもりだ。中将様、容大様のためならば、それこそなんでも致そう。この鬼神丸に最後は自分の血を吸わせよう。
 ──済まぬ、お主らの存在は、大変ありがたい。
 苦しそうな顔をしながらそう云ってくれた、中将様のために。
 沈黙の続いた中、俺の隣に駆け寄って来たのは、清水だった。
「土方隊長、俺も会津で、中将様のために戦いたいと思います。斎藤さんがここで腹を切るのなら、私もここで腹切ります」
 目の前で起こっていることに、理解が及ばなかった。俺たちは戦場で生きている。慣れ合いで生きては居ない。そもそも俺は、土方さんのように人を引き付けるような何かを持っていない。
 だが清水はそう云って、その場に頭を下げた。
 土方さんは俺と清水を見比べ、それから後ろに居る隊士を見た。後ろからは戸惑いは生まれているが、皆がどのような顔をしているのかは、わからなかった。俺に見えているのは土方さんだけで、彼は溜め息を吐いたかと思うと、静かに微笑んだ。
「これで試衛館の同士はみな居なくなるってわけか」
「俺、ですか」
「他に誰が居やがる」
「いえ、……申し訳ありません」
 自分が試衛館の一員に数えられていることに驚きながら、とりあえずは謝罪する。この人でも、試衛館と武州多摩には格別の想いがある。故郷への強い想いがある。それを知っているだけに、自分が入っていることに驚き、ますます申し訳ない気持ちになった。
「斎藤、俺は自分が間違っているなんざ、思っちゃあいねぇさ。俺はこれからも、戦い続ける。たとえ一人になろうとも、俺は銃だろうが刀だろうが、石っころだろうが使って、最後の最後まで戦い続けてみせるさ」
 土方さんらしい話だが、いきなりなんの話をされているのかは、検討がついていない。俺の心はまだ、「試衛館の同士」として扱われていたことに対する驚きで留まっていて、ここに残ると決めたはずが、またぐらついてしまう。
 ここまで自分を認めてくれた人を見捨てて、俺は自分の意思を貫こうとしている。それで良いのだろうかと、何度も自問してしまう。
 そんな俺を、土方さんはことさら優しい目で見て云う。
「だからって、おまえが間違ってるわけじゃあない」
 あっさりと、しかし当然のことのように、彼は云う。
「他に会津に残る、もしくは他の意見のある者、あれば云え」
 俺は下げかけていた頭を慌てて上げた。残ると云うのは、俺と共に切腹すると云うことで、そんなもの、出て来るはずがない。
 しかし予想に反して、そそくさと俺と清水の後ろに座るものがあった。
 一緒に会津に残ると云ってくれた同士の顔は見えない。後ろに彼らが居る暖かさだけが伝わって来る。仲間と云うものは、こんなにも暖かかったのかと、京に居た頃は一度も感じなかったことを思う。
「よし。──斎藤、おまえはそいつらをまとめて最後まで会津で戦え」
「隊長」
「こいつらが、おまえが間違っていないことの、何よりの証だろう。だから腹なんか切ってる閑があれば、さっさと行け」
 云われて後ろを振り向くことが、ますますできず、俺はみっともなく刀を握りしめたまま、ただただ頭を下げていた。

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ブルーム「ああ!大変、忘れてた!」
ウォータ「なんだ、急に……」
ブルーム「今日は週刊魔術の発売日だよ! 本屋さん行かないと!」
ウォータ「あれ、この間なんか買ってただろ」
ブルーム「それは月刊魔術。今日は週刊なの!」
ウォータ「……大した内容じゃあなさそうだな」

たぶんブルームは変な本に引っかかり易いと思う。単純だから(こら)

講談社の100冊、森氏がついに!
しかも……『喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima』

なんてことだ……嬉し過ぎるぜ。喜嶋先生カムバック(><)

ああ良いねぇ、良いよなぁ、喜嶋先生好きだぜ。下手するとS&MやVシリーズよりも好きだ。
森氏の短編の素晴らしさ所以だと思っていましたが(中編?)、喜嶋先生で長編かぁ……。どうなるんだろう。

久々の森氏の新刊というだけですが、既に素敵な月に決定。残すところ、あと何冊でしょうね……。

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エース「ほらアリス見てみろ、この間行われた、人気投票の結果だ。よくやっているだろう、民間がやっている年中行事だ」
アリス「ああ、人気のある俳優とか、そんなのか」
エース「まぁそんなものだ。誰が人気かって投票でランキングしている」
アリス「毎回1位って大御所だとアルシェイラ様とか、若手だとディルレイン様とか、たいてい決まっているんだよな」
エース「へぇ、アリスも芸能関係の王族は詳しいんだな」
アリス「まぁ芸能方面なら流石に知ってるよ。アスルの田舎でも宣伝は来るし、エリーラも散々騒いでいたし」
エース「そうか、芸能か。俺も何か舞台とか出ていれば、もしかしたら……」
アリス「……エース、おまえ、いったい何を目指しているんだ?」
エース「まぁそれは良い。それより、今回の人気投票、おまえも入ってるぞ」
アリス「え? え? どういうこと?」
エース「勝手に民間がやることだからな、美しい精霊召喚師でも入れたくなったんじゃないのか? まぁ政治家なんて所詮人気が一番だからな、大変なものだよなぁ、はは」
アリス「……他人事だと思ってるな、おまえ」
エース「拗ねるな、拗ねるな。俺はアリスに入れて来たから」
アリス「自分の欄作ってでも入れて来い」


芸能人というものを作りたくって、でもアリカラーナに近代的なものはないので、舞台が一番の主力になりました。ただいま若手俳優1位は19歳ディルレイン、大御所女優1位は33歳アルシェイラ。ディルはそのうち出て来ます。舞台に詳しいわけではないのですが、ファンタジー世界でも芸能人に群がるっていう感覚を出したくて、ついつい出してしまいたくなります。

人気投票のご協力、どうもありがとうございました!
コメントが少ないのは残念でしたが、票数は予想以上に入ってびっくりしています。本当に本当にありがとうございます。そして予想外のおもしろい結果にどう発表しようか葛藤している最中です。

結果発表以外に1位には何かできたらと思うんですが、何ができるだろう……。

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ロート「バルバラン子卿殿下、宰法がお呼びでございますよ」
エリンケ「貴様は……その名で呼ぶなと、単細胞な頭は何度云えば理解するのだ」
ロート「おや、何を怒っておられるのやら。俺はただ規則に則って貴公を呼んでいるだけですよ、バルバラン子卿殿下」
エリンケ「おまえには付き合い切れん!宰法だな!行く!」
ロート「あーあ、短気だなぁ。怒っちゃって。待てよ、エリンケ」
エリンケ「貴様の云うことなど聞くものか!」
ロート「聞いといたほうが良いと思うぜ、法術棟、そっちじゃないから。回れ右してね」
エリンケ「……そ、そういうことは早く云え、この莫迦!」
ロート「……あいつ4年目なのにまだ迷ってるのか?」

王都に来てエリンケは5年目を迎えようとしていますが、まだ迷子になる田舎っ子だったりします。
そんな痲時も渋谷に3年住んでいたと云うのに未だ迷子になります。所詮田舎の子に都心は難しいと云うことで。

某デパートにて。



怒った方が良いの?それともナイスと笑ったほうが良いの?笑
たぶん怒るべきだと思うので、ちょっと怒っておきます。

本日は仕事の後、東京の聖地H町へ。
が、良いなぁと浸れたのは人が居ないところだけ。聖地H町に頭下げに行ったんですが、そのまま巡りたくてK駅からS駅まで行ったら、人の多さにダメージを受けて、やっぱり都心にゃ住めないぜと実感する。所詮は田舎もんだ。都心行く時は一番近いのでたいてい新宿まで出て、そこから乗り換えたりするんですが、新宿が一番嫌いかもしれない……。

よく渋谷なんかに住んでいたなぁ自分と褒めてあげたくなる。そこまで昔でもないのに(笑)

我が心の故郷A市では、みなさん何かと話しかけてくれて友好的で、誰も急いでないし人は居るけど騒がしくないし、やっぱり痲時が住むべき場所はあっちだと思いました。現実的ではないので、候補はK駅ですが。あ、もちろんH町も好きです。好きなんですが、心の故郷A市は、すごく落ち着いて安らぎをくれます。うう、戻りたい。

久々にMCDを通り過ぎる。何やら工事とかしてまた変わり始めています。MCD民は非常に地元愛が高いので、今度いろいろ聞いてみようと思う。

地元に戻って来たら、地元市民の嫌い度が上がる。地元好きになってみようキャンペーン、地元はどうにか好きになれそうですが、地元民は好きになれません。ごめんなさい。
すれ違う時に同じ側に寄って歩いていたら「左側通行でしょ!」とか怒鳴るし(人は右側通行だろ、って云うかお互い避ければ良いじゃん)、赤信号は一時停止だと思ってるし(駅前だから車通りまくってるけど)、電車は人を押しのけて降りるものだと信じているし(お姉さん顔しかめてますけど)。

どうしてこんなに我が地元民は非常識なのと地元民である母に尋ねたら、あっちこっちの地方からいろんな人が集まって住んでいるからだよと云われました。なるほど、地元民は少ないのかと納得したものの、痲時はあちこち飛んでいるので地元民とは云えない=御迷惑なほうに入ってしまうのでしょうか。それは嫌だなぁ(笑)

歩き疲れたが明日は遅いのでOKだ。
父の知り合いの社っ長サンから就職先を紹介される。人生の転機か?今の仕事、結構好きだったりするので悩んでしまいます……。

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痲時
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オリジナル小説サイト空中都市にて、ファンタジーやら何やら書いています。
こちらはお遊びブログ。気の向いた際に気の向いたまま綴ります。
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